日本語教師になる最安の道はハローワークの職業訓練!メリット・デメリットまとめ

日本語教師養成講座

ハローワークの職業訓練で、日本語教師の養成講座があるって聞いたんだけど本当?民間の養成講座に通うよりもかなり安く済むらしいんだけど・・・

ハローワークの求職者支援訓練を活用すれば、自己負担額¥11,090〜15,000日本語教師養成講座420時間コース修了の認定がもらえるぞ。

今回は、ハローワークの支援訓練でお得に日本語教師を目指す方法をまとめます。

求職者支援訓練って?

そもそも求職者支援訓練って何なんでしょう。

厚生労働省のサイトには、以下のように書かれています。

「求職者支援制度」とは、雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度です。

つまり、

  • 雇用保険の適用がなかった人
  • 加入期間が足りず雇用保険の給付を受けられなかった人
  • 雇用保険の受給が終了した人
  • 学校を卒業したものの、未就職の人
  • 自営業を営んでいたが廃業した人

など、何らかの理由で雇用保険(失業保険)が受給できなかった人が受けられるスキルアップ訓練。

修了後はハローワークが就職を支援してくれます。

しかも、この職業訓練中には月10万円の給付金+交通費及び寄宿する際の費用を受けることができます。

①少ないお金でスキルアップができて②就職も支援してもらえて(斡旋とかはないみたいですが)、③訓練中はお金ももらえるという、条件が合う人にとってはなかなか優れたサービスなのです。

日本語教師養成科の特徴

ハローワークの職業訓練「日本語教師養成科」は、日本語教師や日本語教育関連の事務職・学生指導職への就職を想定した訓練。

訓練修了後には、多くの日本語学校での採用条件となっている「日本語教師養成講座420時間コース修了」の認定がもらえます。

期間は約5ヶ月で、1日の訓練時間は6時間ほど。

(現在募集中のコースだと、9:00〜15:30、10:20〜15:20の2つのパターンがあるようです)

1つのコースあたりの募集定員は、10〜15人程度です。

どこで受けられる?

日本語教師養成科があるのは千葉、東京の2箇所。

千葉は松戸市、東京は墨田区と豊島区の学校で訓練を受けることができます。

募集状況は千葉県はこちら、東京都はこちらからチェックすることができます。

2020年現在の状況を載せておきます↓

訓練場所 住所 募集期間
メロス言語学院3号館3階 東京都豊島区東池袋2丁目45番4号メロス学園ビル3階 2020年3月2日~2020年3月16日 参考PDF
東京明生日本語学院 東京都墨田区緑1-2-10 2020年3月2日~2020年3月16日 参考PDF
明生情報ビジネス専門学校 千葉県松戸市新松戸4-5-2 2020年2月17日~2020年3月16日 参考PDF

調べたところ、2019年は2月〜3月中旬と7月〜9月中旬の2回に分けて募集を行っていたようです。

2020年も同じ時期に募集がかかることが予想されるので、こまめにチェックしてみてください。

日本語養成科を受けられる人の条件

パソコンの使用経験があり、日本語が母語(または母語話者レベル)であれば受講可能です。

問題になるのは、就業状況。

当然ながら、現在就業中の人は受けることができません。

仕事しながら訓練を受けることはできないんだね…

また、すぐに就職する意思がない方・就職できる状態でない方も訓練を受けることができません。

ちなみに、↑で示した

「雇用保険を受給できない求職者の方が職業訓練によるスキルアップを通じて早期の就職を目指すための制度」

という求職者支援訓練の説明とは矛盾しますが、現在無職で雇用保険を受けている方でもこの訓練を受けることができます。

ただし、その場合は10万円の職業訓練受講給付金はもらえません。

まとめると、

現在無職で、訓練後、就業する意思があることが条件になります。

ちなみに、10万円の給付金を受ける場合には、下記の全ての条件を満たしていなければなりません。

  • 本人収入が月8万円以下
  • 世帯全体の収入が月25万円以下
  • 世帯全体の金融資産が 300 万円以下であること
  • 現在住んでいるところ以外に土地・建物を所有していないこと
  • 全ての訓練実施日に出席していること(出席率が8割以上)
  • 世帯の中に同時にこの給付金を受給して訓練を受けている人がいないこと
  • 過去3年以内に、偽りその他不正の行為により、特定の給付金の支給をうけていない

ハローワークの日本語教師養成科のメリット

ハローワークで日本語教師養成科を受講するメリットです。

金額が安く済む

一般的な日本語教師養成講座(50〜60万円程度)と比べて、かなり安く済むことが一番のメリットです。

給付金を受けられる場合は、貯金を崩さずに日本語教師を目指すことができます。

ビジネスマナー等も学べる

訓練終了後はハローワークで就職支援が受けられます。

履歴書・職務経歴書の書き方から面接指導などもしてもらえるので、社会人経験の浅い方が日本語学校等で就職を目指す場合はメリットになります。

ハローワークの日本語教師養成科のデメリット

次に、ハローワークで日本語教師養成科を受講するデメリット。

応募しても受けられるとは限らない

職業訓練は、受講前にテストと面接があります。

ここで選考に落ちてしまった場合、残念ながら受けることができません。

遅刻厳禁

安く受講できる分、出席には厳しいようです。

1分でも遅れた場合欠席扱いになってしまう…などの口コミも見つけました。

条件が合う場合は応募するべし

格安で受けられて給付金ももらえる…と良いことずくめですが、就業していないことが条件なので、そもそも(おそらく大多数である)働きながら日本語教師を目指す人は受けることができません。

とはいえ条件が合う人にとっては、かなりお得なこの制度。

もし興味があって通うことができそうな場合は、近くのハローワークで相談してみましょう。

条件に当てはまらなくても

私、働いているから無理だ〜。せっかくお得に受講できると思ったのに…

 

まだ諦めるのは早い。

働きながら日本語教師を目指す場合は、高コスパな通信講座を使い、効率よく学習を進めるのがおすすめです。

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